友達には言えない

はぁ(´д｀;)どうにもダメな私。
いつもえらそうなことを言ってても中身はダメダメな私。

以下、嫌な思いをしないように自分が悪者にならないようにとグダグダズルズルやっていて、結果自分にも相手にも後味の悪い結果となった事例。相手は袋の彼。

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「もう会わない」と宣言してから長らく音信は途絶えていた。
もうメールすることはないと思っていたけれど、ある日メールが来た。それについてはココやココを参照されたし。

ほとぼりが冷めた頃ひょっこりアプローチされると相手をしてしまうのは私の悪い癖。相手するといってもやらしいことじゃなく、メールする程度だけど。
似た経験を持つ人は多いんじゃなかろうか。

モヤモヤをひきずってる段階であればなるべく距離を置いたままでいようと考えるけど、すっかり過去のことになってしまうと意外と受け入れてしまう。
過剰に気にするのもアレかなと思って、敢えて真正面から受け止めてみるというのもある。
あるいは、本当にもうなんとも思ってなくて応対すべきかと判断する手間も不要なほどどうでもいいってのもある。
懐の広い公平な人間と思われたいというのもある。
自分要因で別れた後ろめたさから、なんとか友達程度の関係を維持して罪悪感を軽減したいというのもある。

だから、メールが来たら程よい間隔を開けて返信した。でも自分からは決してメールしなかった。
先月までに、せいぜい２～３往復のやりとりをほんの数回やった。

彼は決してしつこく迫ったり、押し付けがましいことを言わなかったけれど、
ふとした瞬間に「したくなってきちゃった」という言葉が飛び出した。

「ああ彼はまだ私のことをそういう対象に見てるんだ」と思った。
彼はまだ私の足元に跪いて私からの恵みを授かろうとしてるんだと思った。
まだ自分が優位にいるんだと思った。

そして。先週。
Ｘ氏からのメールが少なくてつまんなーいと思っていた時、ふと袋の彼にメールしてしまった。
まだアドレス帳にデータを残してあったから、メールするのは簡単だった。
「メールくれて嬉しいよ」と彼は言った。
「まだ憶えてて気にしてくれたんだなって思えて」

それに対して、少し間隔を開けることの効能を書いたと思う。
「嬉しいこと言ってくれるじゃん。期待は捨てきれないよ」と返事が来た。

「期待して待たれるのは重いから、それは勘弁して」

私はこんな返信をしてしまった。
彼からのレスはなかった。
翌日になっても翌々日になってもメールは来ない。
怒ったかなと思った。

数日後、またメールしてみた。とりあえず「今メールできる？」とだけ。
数時間経っても返信はなかった。
心の中に冷たーいものが吹き込んできた。
やっぱり怒ってるんだ私ったらもう会わないと言っておきながらもまだ期待持てるような気分にさせてそれなのに勘弁してくれなんて言っちゃってまったくもって大人気ない最悪彼も“希望が捨てきれない”と言っていたけれど私も同じだ未だに彼のことをキープ扱いしていたんだちょっとくらいいじめても大丈夫だと思っていたんだそんな立場じゃないのにとんだ勘違い野郎だ自分。
そんな罪悪感や後悔もあったけれど、シカトされたことへの怒りも感じた。

怒ってるか確認するの恐い。
彼からメールが来たら見るの恐い。
でもシカトするのもムカつく。
ええいもう拒否しちゃえ。
諸々の感情に突き動かされ、受信拒否にしちった。

それでも、「メールしようと思ったら出来なくて困るかな」とか「拒否られたと知って傷つくかな」などと考えてしまう。すっごくモヤモヤ。
モヤモヤする余り「今からでもきっちり謝ろうか」なんて考えてしまう。謝り倒せば許してくれるかも知れない、と。

でも、謝り倒して許してもらってどうする？
繋がりを絶ちたくないと思ってる、つまり復縁の可能性があるという流れにならないか？
仲直りしておいて「それとこれとは話は別よ。会う気はないよ」と言うのも残酷の上塗りのような気がする。

彼との繋がりを絶つことよりも、自分が不用意な発言で他人を傷つけたかも知れないことを、私は心苦しく思ってるんだ。
心の平和を取り戻すために彼の許しの言葉を聞きたいだけなんだ。
私だけの問題に袋の彼自身を巻き込むのは良くない気がする。

このまま終わりにする方向で考えていこう。
こんな風に心が揺れてる時下手に仲直りすると本当にそのままズルズルいっちゃう。
ひどいことを言ったことについての謝罪メールを入れた後、アドレス帳から削除して、送受信簿もクリアした。
受信拒否のリストにのみアドレスが残っている。そこからコピペしてメールすることはないだろう。