友達には言えない

持ち直したかのように思えたＸ氏との関係も、私自身のモチベーションが低下していて先が見えなくなってきた。

もうダメだと結論した時、その勢いで別れのメールを送ろうかと思った。
「求められたい」「渇望されたい」という心理状態であれば、Ｘ氏のように長い付き合いの上にあぐらをかいてダラけている男など用無しである。

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けーどー、
前立腺探しのように私自身が何かをしたいと思う時ならば、呼べばホイホイ出てくる男っていいと思うんだ。
もう一回くらい前立腺探させてくれると思うんだけどな～。ローションを用いてよりスムースに、手袋を着けてより安心出来る状況ですれば、拒絶感も薄れるんじゃないかな～。
それでも嫌がるんだったら、袋の人と同じ結末になること必至。
逆に私のほうが「そんなことするなら会わない」と言われる危険もあるし。

考えれば考えるほど、Ｘ氏のことがどうでも良くなってくる。
頻繁にメールしてくる人じゃないので思考から追いやるのは簡単。
だから問題との直面を先延ばしにしがち。
所詮身体から先に始まった関係だし、そんな頑張らなくてもいいと思うんだ。

元来私は「好き好き愛してるぅ」なキャラじゃない。ドライなワケでもないんだが。
ダメだこりゃと思ってもすぐにバッサリとは捨てられない。
その一方で“追いかける”とか“尽くす”とか“耐える”とか“与える”とか“かしずく”などという単語とは無縁。
我ながらなんて中途半端。

まあいいや、
♪this is not a black and white worldとLIVEも歌っているではないか。