友達には言えない

現れたのは男女。
そう！Ｓ男性とＭ女性。
練習台さえも満足に調達出来ない私のために先生が独自に渡りをつけてくれたのだ。

先生はＭっ子ちゃんと遊んだ時に人（私）前で縛られてくれない？と頼んだら拒否された経験からか、今度はちゃんとしたカップルに声を掛けたのであった。
しかも、先生自身がＳさんに一目置いてるような雰囲気。 より第一線に近いからなんだろうか。

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自己紹介の後しばし雑談。
ＳさんもＭちゃんもまったく普通の人に見えた。Ｍちゃんもどちらかというとハキハキズバズバって感じ。
実はこのお店も彼らの推薦による。たまに訪れるそうで、非常に慣れている。

話が弾んで先生もすっかりソッチの人になっちゃって。
３人変態の中にノーマル一人。
３人プロの中に素人一人。

居たたまれないことこの上なし。(￣◇￣;)

縛りに対する思いいれも大してないものだから
「どうして縛りに興味を持ったの？」とか問われても困る～練習もやってないし～。
「上達の近道は、やっぱハプバーとか来て練習するのがいいよ」 とか言われても、近所に安心して行けるどころかハプバー自体ないし～。
よろしくお願いしますとは言ったものの、常に縄が足りなくなる私がこんなところにいていいのかしら。

つっても私が縛られるわけじゃないよ。
常々言ってたけど、二人で縛りっこではよくわかんないから、ＳＭカッポーに見せてもらおうってワケ。乗り次第では私も縛らせてもらうことになるかもって感じ。
すごいでしょ私にしては画期的な試みだよ。

飲み物を飲んで一息ついてからＳさんＭちゃんが着替えに立つ。麻縄って結構ケバケバが服に付くからね。
気持ちを切り替える意味もあるのかも。
その割にＳさんはリラクシングウェア(笑)Ｍちゃんはお店のコスプレ衣装。
コスプレは私も先生に勧められたけど、パッと見て「入らねえ･･･」と思った(-_-;)
７号くらいにしか見えなかったんだけど？実際のところどうなんだろ。

私たちの授業に参加してもらうというよりは、私たちが見学させてもらう形式となった。
先生も他人の縛りを見られるってんで超乗り気。Ｓさんと縄のメーカーの話なんかして盛り上がっている。

「それじゃあとりあえず高手小手をお願いします」

ＳＭ部屋の中央に立つ二人。
「よく見ておきなさい」と先生が言うので、私はその横に立って観察の態勢ｗ