友達には言えない

私が使用しているカメラのメーカーが今月いっぱいでカメラ事業を終了するということで、慌ててアングルファインダーを取り寄せようとしている。

ああ～あの時キ○ノンにしておけばあああ～自分の引きの弱さを思い知った。時にはマイナー志向は引っ込めねばならんようだ。
いつかはカメラ本体もランクアップと思っていたけれど、ビギナー向けのでずっといくしかないのだな。
「技術どころか熱意さえもたいして持っていない素人なんだからそれくらいが妥当だぜ」というお告げであろう。

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引きの弱さという点では、正パートナーも負けてないよなぁと思った。
男と遊んだ日は何も言わず、正真正銘女友達と遊んだ日に限って難癖つけて玉砕してるんだから。


なぜ私が正パートナーのようなダメ男と一緒にいるのかわからないと何度か言われたことがある。もっといい男がいるだろうにと。

たしかに、彼よりもマシな男はたっくさんいると思う。
彼がいないと生きていけないってこともないと思う。経済的にも精神的にも。

じゃあなぜ彼と共に生活することを決意したのかというと。
ちょうどいいダメさ加減だったから。

私は自分のことをダメなやつだと思っている。
料理をはじめ家事全般得意でもないし好きでもない。ご飯なんて食べずに生きていられたらいいのにと心から思う。
自分のしたいことだけを自分でやっていければいいじゃんとも思っている。
人に世話してもらうのを当然と思えない。同様に人の世話することを当然とも思えない。

そんな私が、完璧な男とつりあうわけがない。
「俺が完璧なんだからお前も完璧になれ」と言われたら困る。

「そんなんだからおめーはダメなんだよ」と言われて、
「あんたこそ××がダメじゃない」と言える相手がいいのだ。

悪いことをやっている現在は尚更そう思う。
自分のほうが優位な立場でいたい。
ＰＣに詳しい人は困る。携帯の通信料とかチェックするような人は困る。
私の手のひらでコロコロ転がせるくらいの男がいいのだ。

時々ほんっとにムカついて「もうこんな男いらねえ」と思うけどね。