友達には言えない

バキュームマンとはこのまま消滅しそうな雲行きであることから、次の縛り練習台はフェリーのおっさんにしようかと思っていた。
タイミングを見計らって、「縛らせて♥」とお願いしようと思っていた。

ＯＫしてもらえそうか様子を見るためと純粋な好奇心から、前カノのＭ話を聞いてみた。
ら、おっさんはドＳだった。
「一通りやったなぁ」とおっさんは言う。

---

かなり前から興味はあったとのことで、過去に数人の女性を縛らせてもらったそうだ。
縛り方は雑誌の写真を参考に独学だって。見えている部分から見えないところを推測して縛って、「後で機会があって後ろ側を見たら合っていたよ～」とか言ってた。ロープの扱いに長けているあたりは、さすが船乗り。
ちなみに、結び目？結び目を作ること？をヒッチって言うんだってさ～。
そんなふうにして亀甲縛りなどをマスターしたのだそうだ。
でも、そこから先（吊るし）をやるほど興味はないんだと。

そして前の彼女がＭだってことで、試してみたいことは一通りやったそうだ。
彼女がＭだと自己申告したわけではなく、ありとあらゆることをこなして尚「自分はＭじゃない」と言い張っていたという。

縛りに鞭に蝋燭に浣腸に飲尿までこなして「Ｍじゃない」ってどういうこったい(-｡-;)
鞭や蝋燭だけでイッちゃうのに「Ｍじゃない」ってどういうこったい(-｡-;)

おっさんが「一回やってもいい？」と聞くと、あっさりと「いいよー」とＯＫが出るんだってさ。
後でまた「もいっかいやってもいい？」と言ってもあっさり「いいよー」
ペットショップで首輪と鎖を買ったこともあるという。首輪をつけたまま居酒屋に飲みに行ったこともあるという。

首輪は、もしかしたら割と低いハードルなのかも知れない。ファッションとして「あり」と思う人も多いだろうし。
でも、蝋を垂らされるだけで・お手製の鞭で叩かれてるだけでイクとか、ペニを咥えたままこぼすことなくゴクゴクと飲尿出来ちゃうとかは、明らかにＭ向き体質って気がする。

それにしても、フェリーのおっさんは本当にいろいろ試したものだ。
専門店で入手すると高価である鞭やロープやグリセリンは、幅広のゴムロープで手づくりしたり船からギッてきたり牛乳で代用（！）したりと創意工夫も欠かさない。
縛るとか叩くとかは“なんちゃってＳ”でもやりそうなことだけど、浣腸までやるとはねー。

排泄物自体は臭いが強烈だしやっぱり苦手らしい。
じゃあなぜ浣腸までするかというと、相手が「出したいけど恥ずかしい。出したいけどいやらしいことをされると感じちゃう」と思っているように妄想して興奮するんだってさ。たとえ相手が実際には排泄欲と闘うのが精一杯でエロっ気など吹き飛んでしまっているとしても。

そういう嗜好の持ち主だから、バイブや電マで女性を責めて観察したいんだな。やっぱりコミュニケーション欠如の感が。

縛りの話では「実は私も勉強中で、縛られたこともある」と言いたくなったけど、
そうすると先生の存在もバレるし逆にこっちも縛られそうな気がして、あんまりうまくないなと思い聞き手に徹した。
先生から血管とか神経云々レクチャーを受けているので、そこらへん考えてなさそうな人に縛られるのは怖いし。

「もうＳＭはいいや～って思ってる」とは言っていたけど、
「気持ち良すぎてお漏らししちゃうところが見たい。出来ればkaokaoちゃんで・・・」
絶対イヤッ（￣皿￣；）