キスされずに済むのとキスされるの分岐点はいったいどこだったんだろう。
避けるためにはどこでどうすればよかったのだろう。
ぶっちゃけ、キスしてきた同期は私のことを憎からず思っていると察していた。
それがいつからなのかは知らない。ヤツは惚れっぽい男なので。同期で同い年の子には一通り惚れたんじゃないかな?惚れやすい上にわかり易い男なのだ。
名前をBとする。ボケのBな。
振り返ってみれば、正パートナーが私に告った時、まず「Bと付き合ってるの?」と尋ねてきたんだった。
正パートナーと一度別れてた頃同じ研修に参加し、夜ご飯を外で食べて研修所に戻る道中、おもむろに「別れたんだって?」「うん」「そうかぁ~」みたいな会話を交わした。
それがどうした聞いて何になる?とプチカッティンしたので記憶に残っているのだ。
そんなこんなで私は「こいつは私には逆らわない」と思った。
職場で、一人でやるのはちょっとな~という作業につき合わせたり、言葉責めやすれ違い様ボディにパンチ入れたりしてぐりぐりいじっている。
ヤツはヤツで、どうでもいいようなことをメッセンジャー(一時期職場で流行ったIPメッセンジャーというソフトのこと)やメールでたまに話し掛けてくる。返事すると絶対返事を寄越すので、たいてい私がどうでもよくなって止めてるけど。
そして忘年会の日。
こっちのカンパリソーダを味見させたり、あっちの泡盛を味見させてもらったり、いわゆる間接キスをした。
カラオケを終えてタクシーか徒歩かという話になり、「30分くらいだから歩くか?」と言われて、まあたまにはウォーキングもいいかと思い徒歩を選んだ。
裏道を通ろうと言ったのは私。
一般的なルートには、歩道がなくて道が狭い上に急カーブがあり、夜間黒ずくめでライトも持たずに歩くのは危ない区域があったのだ。
だから、歩道があるor車が通れないルートを選んだの。そっちはそっちで暗い山の斜面を下るという夜歩くのは恐いルートなんだけど、女一人じゃないし~と思ってさ。
しかし、一番身近な危険は隣を歩いていたのであった。(-。-;)
裏道コースへ入ってすぐにボディタッチが始まった。何かにかこつけて両肩をつかんだり、大した意味もなく私の手首をつかんで持ち上げたり。「なんだこいつ」と思った。
次に手を繋いできた。「ちょっとやばいかな」と思った。
けど、手を繋がれて、まだされていないことを勝手に予想して怒るなんて出来ないよね。
やばいかな?と思ったものの「こいつがそんなことするはずない」って思ったのも、黙認した一因。
そして山道へ。
実際歩いて思ったけど、月明かりがある晩で良かった。
それでも木陰は暗く、近視なBに「そこ階段あるよ」と教えてあげたりして、手を繋いでいるのも介護の一環な気分になった。会話もごく普通の会話をした。
理由もなく足を止めそうになるB。
足を止めたらやばいと思い手を引っ張る私。
下へ着いた。道沿いに住宅がある。もう少し行けばまた開けた道路に出る。危険は去る。
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