友達には言えない

“やること重視”でなく“相手重視”でやってきた私も、今回だけはやること重視だったと思う。縛りの練習したいけど練習専用の相手を探すところから始めるのが面倒くさかったから、彼に声を掛けたんだ。
気持ちの上では既に終わってる人。身体はビクビク反応しちゃっても、心はピクリとも反応しない。

そんなふうに私の中での存在感がすっかり薄くなってることを、
名前を呼べないことによって痛感した。

最近Ｘ氏との行為の最中に名前を言うようになったんだけど、袋の彼としてる時もＸ氏の名前を言いそうになった。
インターバルで普通に会話してる時、「Ｆさんの何々」みたいに修飾しようと思ったら、自分もふぐりーが大きいというネット知人のハンドルを言いそうになった。
今思うと、別の男の名を叫ぶっつー意地悪は結構ナイスな技だったかも。

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袋の彼の愛撫は、それなりに気持ちよかった。
でも、それだけ。
「やっぱりいいな～」とか「復活させようかな」とか考えなかった。
好きだったわけじゃないし、今や私の身体はすっかりＸ仕様になっている。
私は前進し続けているのに彼は同じところに止まったままという印象が拭えない。以前も書いたなこんなこと。
いちーち後戻りして彼に合わせようなんて思うわけがない。

自分が同じところで待っていればいいと思ってるんだろうか。
気まぐれで振り向いた相手が、彼の姿を目にとめて戻ってくると思ってるんだろうか。
進み続ける相手の視界にいつまでもとどまれるとは限らない。
振り返っても見えない所まで行ってしまうかも知れない。
振り返ることすらなくなるかも知れない。
振り返って気づいたとしてもシカトされるかも知れない。

死ぬまで待ち続けて銅像にでもなりたいのでしょうか。
「尾生の信」ってこんななのかしら。

そんなふうに言いつつも、今回会ってヤッたことに変わりはない。
「これを機にまた･･･」と思われやしないかが気になるところ。
連休中メールが来なかったので安心したけれど、今日メールが来たのよね。
これからまた徐々に距離を開ける必要があるんだろうか。あー面倒くさい。

てか、会って問題になるとしたらそこだって自覚があったから
会うことを決めた時に「今までと同じつもりでいちゃ困るからね」というメールを送ったのよ。今後もやれると思うなよって意味で。
「最後ってこと？」
と彼は聞いてきた。
あーもー！違う！そうじゃない！
私にとってあんたはもう「これで最後」なんつっていちーち区切りをつける必要もないくらいどうでもいい存在なのよ。今回のはたまたま！気まぐれ！偶発的！方向が一緒だからとタクシーに相乗りした他人みたいなもん！
まさか「どうでもいい」とは言えないので、そうじゃなくって～と言ったら
彼は「わかってますよ」と返してきた。
それでちょっと安心したのに。

コトが終わって身支度してる時にも釘を刺した。
「次があるって保証は出来ないよ」
すると袋。
「“今までとは違う”って言われて、アレの時にマグロなのかなって思った」などとほざいた。
阿呆かキサマ(｀□´)凸脳味噌何で出来てんだ。

内容は今までどおりだったよ～ん。
自分から乗っかったしー、飲んだしー。
･･･それがいかんのか･･･でももうそんなふうに出来上がっちゃったよ(-_-;)