「すべての男は変態である!」1998年刊行された別冊宝島388「私の隣の変質者」を改題・改訂したもので、一般女性の体験談で構成された本。
ライターは皆女性。体験談を寄せてくれた人も女性。
女性による女性のための本。
書店で見かけた時、即決で買ったよ。
今でも入手出来るのかとamazonでチェックしたら、残念ながら在庫切れの模様。
詳しい内容はここでは語りつくせないけれど、リンク先で目次は見ることが出来るので、興味があったら覗いてみて下さい。
加害者の一時の楽しみのために一生を台無しにされる被害者のことを思って心が沈む。
罪の意識を持たずにその後も同じ罪を繰り返してるに違いない加害者への殺意が沸き起こる。
大事にならないと腰をあげない警察の態度に不信感が募る。
だってね、明らかな付きまといや不法侵入があったにも関わらず「それくらいじゃ警察は動けない」「何かあったら連絡して下さい」で片付けられてんだよ。心配して駆けつけた彼氏の駐禁の取り締まりだけやって帰るなんつーケースもあるんだよ。
このエントリーを書くに当たってまた読み返してみたのだけれど、
警察は刑事事件を取り扱うのであって、刑事事件のほうが立証責任が厳しく、第三者を容易に納得させられるだけの証拠・被疑者を特定するための証拠が必要となるらしい。
殺されたりレイプされでもしないと警察は動かないと言われる所以はそこにあるという。
↑ここんとこ読んで、
ササクレさんと刑事のやりとりが思い浮かんだのでトラバさせていただいた。
立証出来ないと相手にしてくれない。証拠がすべて。
「こんなことをこれだけやられて私は身の危険を感じた。通常の生活が送れなくなった」と目に見える形にしなければならないのだ。
証拠がすべて。
だから、帰宅したら見知らぬ男が自分の部屋にいた!というような事件でも、男の顔とか特徴を覚えてないんじゃねぇ~となる。
レイプされたらそのままの格好で警察へ来い、ということになる。
↑犯人特定のための証拠を採取したり、擦り傷一つだとしても傷を受けたことを証明できるだけで罪の軽重に影響があるんだってさ。
でもさ~、ある時突然襲われて、そこまで冷静に対処できる女性がいるか大いに疑問だ。バッグをひったくられるのと人生を破壊されるのとでは次元が違うもん。
やってらんねーよなぁ。
もちろん有効な情報も掲載されている。
下着泥棒に対抗する策や痴漢する側の心理を、やってる側に尋ねるとか。
実際に痴漢を捕まえて警察に突き出した女性の体験談とか。
↑すごいよこの人。
弁護士による「こんな時はこうしたほうが良い」という行動指南も。刑事と民事について、裁判を起こす際の手続き、その他諸々。
トラブルに遭った際、交番に駆け込むよりも犯罪被害者ホットラインとかそういうのにまず連絡したほうが不愉快な思いをすることが少なくて済むとか。担当した警察官の対応が気に入らなかったら警視庁の広聴課にクレームを言うと一応調べてくれるとか。
数年前の本なので、現在は多少違う点もあるかも知れないけど。
自分はたしかに被害者なのに「これじゃ無理」とか「あんたにも落ち度があったんじゃないの」とか言われる。
こんな理不尽な目に遭うのならいっそ女辞めたほうがマシって思えるね。
でも、こっちは悪いことしてないんだからむしろ加害者に男辞めさせるくらいで丁度いい。
ホントにね、宮部みゆき著「クロスファイア」に出てくる組織が実在してくれればいいのにと思う。
彼らなら、性犯罪の加害者に文字通り男を辞めさせることが出来るから。
理不尽には理不尽返ししたくもなるさ。
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