今回は小ネタ。
「殺戮にいたる病」我孫子武丸。
大昔、本屋でなんとはなしに手にとって、おもしろそうだったんで買ってみた。
amazonのレビューによると、名作と言われているそうではないか。やっぱりねっ
どんな話かというとー、ずばり、ネクロフィリアの話。異常性愛の一つですな。
永遠の愛を求めて異常な凶行を繰り返す。
犯行を犯した時には、望むものを手に入れた気分になる。
けれど時が経って記憶が薄れてしまうと、次こそはと新しい女を探す。
永遠の愛なんてあるわけないじゃん。
手に入れたと思ったのに直に薄れていくのは、それが幻だからだ。
その幻想を完全なものにしたいんだったら、今が最高!って時に自分も死ぬしかないね。
って、フィクションにマジ突っ込み(^◇^;)
性交中に殺す手口なので、性的描写も多い。
それでモエッ(;゜∀゜)としたとしても、その後に続く異常な行動に萎えること間違いなし。
更に興奮するような人は異常ですな。
補足すると、殺して犯すのだけがネクロフィリアではない。
死んでしまった最愛の人を葬ることが出来ず身近に置いておく、そういうのも入るみたい。
↑こういうのだったら、行き過ぎてはいるものの気持ちがわからないでもないね。
けれど、姿形を保つことは可能でも、その人の体温を感じることは出来ない。声を聞くことも出来ない。自分を見つめてもらうことも出来ない。
やっぱ不毛だわ。
話を小説に戻す。
彼の犯行をあるがままに記述しているだけかと思ったらそうではない。
最後まで読むと、「ああそういうことだったのか」と思うトリックが仕掛けられている。
この手の小説は映像化不可能だと思ってたんだけど、今amazonのレビュー見てたら
「ハサミ男」は
映画化されたそうじゃないすか!しかもトヨエツかよ!出来はどうなのだ。
私が思うに、あの映画やあのドラマと同じじゃないのかな?
なにそれ?と思ったら、自分で読んでねっd(^-^)
綾辻行人の
「殺人鬼」も似たような感じ。高校の時読んだっきりなので詳細は忘れた。
「殺人鬼」はエロなし。唯一青姦シーン。でも繋がってるところを二人まとめて杭でブッスリやられるんだよ。うへー(´△`;)
トリックの存在をあらかじめわかっていても、やっぱり騙されるのかなぁ?
私は真っ白な状態で読めたから幸せ者なのかしら。
それとも、単に本格・新本格物に馴染みが薄いからなのかしら。
トリックよりもストーリー重視ですから~事件解決したと思ったらカップル誕生などという不自然さも許容出来ますから~アガサ・クリスティ全部持ってますから~。
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