友達には言えない

緊縛女体撮影なんていうもんのすんごい大チャンスをくれたのは、
もちろん先生。

彼の目的は、ハッキリ言って珍獣観察だよな。
星新一「声の網」で、自我を持ったコンピュータが電話を通じて人間に接触しデータを採っていたように、先生は私をいろんな状況にぶち込んで観察しているのだろう。
たぶん。

先生が私に満足しているのかはわからない。
もっとズブズブとハマりこんで立派な変態になればいいのにと思っているのかはわからない。
思うような反応をしなくて焦れているかどうかはわからない。

まあいいや。(゜∀゜)

先生の望むような女になりたくてつるんでいるワケじゃない。
先生が私の目の前にニンジンをぶら下げる。
私食いつく。
ただそれだけ。

いつかは私はニンジンに追いつけなくなるかもしれない。
先生は他所でニンジンをぶら下げるようになるかもしれない。

まあいいや。(゜∀゜)

今は目の前にニンジンがある。

食いつくという点だけは、先生の望みどおりだろう。

---

話を戻す。

前々から緊縛女体撮影という話はあった。
人物の撮影もしたいと思っていたし、先生からも出た話題。

しかし、
撮らせてくれる女性なんて、そうそういるわけないんだよね(^o^;
エロい写真をネットに堂々とアップするＭ女さんと言えども。
うんまあそりゃ当然。
こんなご時世だもの、用心しないと何があるかわからない。
日頃ごくまっとうに生活している方々であれば尚のこと。

だからね、パートナー共々抱き込んでどうにかするしかないんだろうなと思ってたの。
「○○様のご命令で･･･」みたいな感じ？

先生の広い顔ならいつかどこかで引っかかるかも知れないと、
他力本願な姿勢は崩さない私は考えていたんだ。

そうしたら、いつのまにどうやって引っ掛けたのか、
撮影ＯＫな女性を先生は見つけてきた。
w(゜o゜)w オォー
本当に顔が広いんだなぁ。

これで、いつでも撮影ＯＫとなった。

そうなると私が頭でっかちになっちゃって、
「私ごときが撮っても･･･」なんつー思いも浮かんでくる。

でも、何がどうなるかわからないのにアレコレ考えても時間の無駄じゃーと思い直して、
何も考えず、とりあえず時間と場所だけ決めた。
撮影プランも、小道具どうするかとかも、何も考えなかった。
両極端(笑)