友達には言えない

前回Ｘ氏と会ったのは、ポリスのコンサート前だった。
半月以上ぶりに会った。

その間、
ちょっと寂しくなったりして、「彼にとって私は平気でほったらかしに出来る程度の女なのねー」みたいな歪んだ考えになりそうになって、でも自分だってほったらかしてるし人のこと言えないよなーと思って、後ろ向きなメールは我慢した。
が、
メール再開した時にふと気が緩んで
「まだ会いたいと思ってもらえて嬉しい」といった、やや重い文章を送ってしまったのだ。

それについては何のなく、
ていうかその後休日までメールは止まったのであった。
仕事で忙しかったからうじうじするヒマなかったけどね。

---

休日の朝にメールが入っていた。
「会いたいんだけど時間取れるかな？」
今週を逃したら更に半月後になるっぽいので、都合つけて出かけた。
身体のサイクルの影響か、やたらイライラして外に出たくて仕方なかったってのもある。

お風呂の準備を終えてから、ソファで一服している彼にタックル。「イライラして爆発しそうだった～」と前頭部でグリグリ攻撃。
「ケンカでもしたのか？」とＸ氏は頭を撫でてくれた。

すぐに撫でる場所は変わるんだけどね。
お風呂前なのに入れようとするので待ったをかけたのだけれど、
「ずっと入れたかったから、今日は最初に入れるって決めてた」なんて言われて、
うれしくて結局お風呂前に合体した。

最中の会話でも、「好きな女」という言葉が出てきて嬉しかった。

思うに、
私のメールに対する彼なりの返事なのかな～と。
口先だけで繕うんでなく、不言実行というか、遠まわしなアピールというか。
Ｘ氏ってそういう人だよな。
実際会う前に顔見せっこしようとしたら、「写真より実物を見たい」とかなんとか言ってそれを実行した人だもんな。

甘い言葉を聞かせてくれるのもいいけど、
日頃のメンテをマメにしてくれるってのもいいよなぁ　と思う私は贅沢でしょうか。