友達には言えない

ある時、
「緊縛ってプラモ作りと似たようなもんじゃねえか」
と考えたことがある。

道具を揃えて、くそ細かいところにまでこだわって、自分なりの創意工夫なんぞも凝らして、
そしてひたすらちまちまちまちましこしこしこしこ。
そうして作り上げる小さな世界。

いいこと考えたじゃん俺　とその時は思ったけど、
ちまちましこしこ作るのはプラモに限った話じゃないもんね。

いずれにせよ、私がそういうちまちましこしこ系が苦手であることに変わりはない。
今までの人生、そんなふうにこつこつと作り上げたモノなんてないもんね～

絵とか興味あっていろいろ教本を買って試みたけれど、何一つ身に付かなかった。
見るのは好きだけど自分には無理だってことだけを学んだ。
ある意味それが収穫。
大部分を機械任せでＯＫな写真に落ち着いたのも道理だわ。
それはそれで奥の深い世界だけれど。

私以上にすごいのが正パートナー。
ひたすら消費する人。
しかも後に残るモノに執着がない。

そのほうが一緒に住む分にはラクだがね。
友達の旦那さんがいろんなコレクターで、「ゆくゆくは子供部屋に」と思っていたスペースをコレクション置場にされてしまったと聞いた。
「片付けろ、さもなくば捨てろ」なバトルがたまに勃発するらしい。
そういう人とは私は無理だな。似すぎて反発する。
それぞれ専用の書斎があって、それぞれ好き勝手出来るんだったらいいけど。

そうでなくてもＭｙ書斎は欲しい。それほど数も多くない本やＣＤを使い勝手良く収納したい。