友達には言えない

デートの日。
身も心も準備万端。

とは行かず。

待ち合わせまでビミョ～に時間が余りそうだったので、前の週に色づき始めていたモミジを「そろそろいいんじゃね？」と撮りに行ってしまった。
実際イイ感じになっていた。三脚構えたじさまが何人もいた。思わずパチパチと連写。
それにより20分くらい遅刻。写真とエロの両立は難しいわ。

ＮＰよりも黒のストッキングモロ見せで三脚かついでくのが気になったので直前までジーンズを穿いていた。ＮＢがバレそうだったのでコートを羽織っていた。
そして天気は良く暖かかった。
だからＸ氏と落ち合った時は汗ばんでいてヨレヨレ。

それでも彼は喜んでくれた。ホッ

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心なしか周囲を気にしてるな～と思ったら、シートに落ち着いた途端キス。
停まっている車も少なく人気がないとはいえ、真昼間の公共の駐車場。
没頭出来るワケもなく、キスしながらも目はキョロキョロ。

「誰かに見られたらやばいよ～」と訴えると
「窓はスモークかかってるから平気だよ」と言って今度はスカートに手を突っ込む余裕。
それでひらめいたようで、「後部シートのがいいかも」と言いだした。
そこまでして車の中でイチャつきたいんかい　と思いながら、Ｘ氏について後部へ移った。

その時まではまったくヤリヤリな気分ではなかった。
写真によってエロのことを一時的に忘れてたり、遅刻してバタバタしたりだったから。

それなのに、
後部シートで彼に乳首を摘まれた途端、スイッチが入ってしまった。

今までにないくらい一気に。

ついさっきまで目をバッチリ開いて周囲を気にしていたのに、目を閉じてうぅんと呻いちゃっていた。
つねったりなで回したりつついたり。
ほんの数センチの範囲で行われる愛撫に全身で反応しちゃっていた。
背筋は反り気味に。爪先まで緊張し。