友達には言えない

Ｘ氏の前では「もしかしてＭ？」と思っちゃうような私だけれど、
その反動は正パートナーとの行為に臨んだ時に出てくる。

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だって普通にやっても興奮しないし快感もちょぼちょぼなんだもん。
普通にやってもイイコトなし。
そんなチロチロ舐めても面白くねーんだよもっと力の入った愛撫しろよもっと遠まわしに始めて興奮させてみろよスイッチじゃねーんだよ。

「もうソコはいいから下触って」
「もういい。交代」

ベロベロ舐めたてて、彼のハァハァ言う声を楽しむ。

「もう入れたい」と言われても聞こえない振りをして続ける。
三回くらい言わせたところでやっと入れてあげる。
目を閉じて喘ぐ様を冷静に見下ろす。

体面座位。
出そうになった彼が「ダメ、出ちゃう」と言いながら私の腰を押さえる。

でも止まってやらない。
上下の動きを封じられても縦横の動きは出来るから。

「ダメッ・・・あっぁ」と言いながら果てる彼の表情をじっくり観察する。
出終わった彼の頭を抱きしめて「かわいい～」と言ってやる。

「やられた～」「面白くな～い」と言いながらも満ち足りた顔。
たぶん彼はこういうスタイルで満足なんだろう。

Ｘ氏がいるからこそ攻守のバランスが取れているってことを彼は知らない。