友達には言えない

デートの口実は、映画だった。
先日既に観たのを話していないので、使えるかなと。
この手は、ＡＶＰ公開前から考えていた。そもそもは、Ｘ氏と観に行く時のために考えていた手段。
正パートナーは恐いっぽい映画が好きではないから。

ハッタリかましておこうと思って「一緒に行く？」とまで言っていた。
彼は「一人で行ってね」と、私の期待通りのリアクションをとっていたのだよ。
先日までは。

今日になってさー、「一緒に行く？」とか言いやがんの。

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えーなにそれちょっとやめてよ今更ー。
「恐いの観れるの？エイリアン観たことある？腹からドブシュッと出てくるんだよ」と言うと、
「映画は観ない。その間近くのパチンコ屋にでもいる」などと抜かす。

どうにかしてその気持ちを挫こうと思案中。

もし本当に映画を観に行くんだとしても、
彼をパチ屋まで送って行って、
映画終わった後に連絡取って（携帯にかけてすぐ応答するとは思えん）、
迎えに行く（すぐ出てくるか怪しい）
という、他人に振り回されどおしの休日は嫌だ。

そこらへんの気持ちがわかってないのよあの男は。
きっと「連休の何日かを女のために費やす、俺っていいヤツ」てな感じの自己満足を味わってるに違いないよ。

私にとっては先月の友人披露宴の送迎となんら変わらない。
主なのは私の映画じゃなく、彼のパチスロだという気分が拭えない。
そう思える以上、彼の提案どおりにはしたくない。
マジで、嫌。嫌嫌嫌。
中途半端に相手することしか出来ないなら放っておいて。